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立川 圓造*; 星 三千男; 荒殿 保幸; 橋本 和幸
原子炉水化学ハンドブック, p.57 - 66, 2000/12
原子炉冷却系の水化学管理が発電プラントの安全性と信頼性を確保するうえできわめて重要な技術である。本ハンドブックは原子炉水化学の分野における今日までの我が国のみならず世界の知識と経験を基礎データを含めてまとめたものである。これらの土台となる放射性核種の生成・崩壊,挙動など放射化学の基本的な知識を解説した。
吉島 哲夫; 田中 純利
JAERI-Tech 97-029, 47 Pages, 1997/07
JRR-3は、1990年に熱出力10MWの天然ウラン重水減速冷却型から熱出力20MWの重水反射体軽水減速冷却プール型のJRR-3Mとして改造された。改造後のJRR-3Mは、1990年11月から定格出力での共同利用運転が開始された。本報告書は、JRR-3Mの運転が比較的安定に維持され、各冷却系統に含まれる放射性核種濃度がほぼ安定状態に達したのを機会に行った各冷却系統の放射化学分析結果と放射性核種生成量の評価についてまとめたものである。
吾勝 永子
Nuclear Technology, 59, p.532 - 539, 1982/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)原子力発電所では水ガス管理や廃棄物処理等において化学工業の寄与は大きい。このため原子炉研修所のカリキュラムにも化学系の授業が入れられている。ところが原子炉研修所の研修生は電気工学,機械工学を学んだ人が大部分であって、化学とはなじみにくい傾向がある。このような研修生に化学を教える場合には、予想される値をまえもって計算するなどの「word experiment」につづいて化学実験を行なうことが、ひとつの有効なアプローチと考えられる。この報告では、Ceの娘核種Prの溶媒抽出による化学分離と分離した試料の放射能測定という実験に、上記の方法を適用することを検討した。
棚瀬 正和
Journal of Radioanalytical Chemistry, 41(1-2), p.23 - 27, 1977/02
Mo-Tc平衡のCaMoO固体の溶解、再沈殿により、Tcを分離する方法が検討された。Tcは80%の回収率99.7%以上の純度で得られた。一方、CaMoO(Mo-Tc)固体から直接0.9%NaCl SolnでTcを溶出させる方法については30%の回収率であった。